lack endurance

オールドレンズで撮る何の変哲も無い日常

さよなら市ヶ谷ランチ その1

仕事場は市ヶ谷にあり、かれこれ11年通い続けてきた。
産休まであと1ヶ月。
市ヶ谷も来なくなるなぁ、思い残すことのないようにランチをおさらいしようと思い立つ。


ここは昔一度だけ来たことがある。
入社当時、同年代の中途採用の人たちにランチを誘われて食べに来た。
多分その時、石焼ビビンバ食べたんだけど。
ちょっとね、髪の毛が入ってた…
すでにあらかた食べ終わってたし、なんとなくそこで騒ぎたてるのも気が引けたので、何も言わずに出てきたわけだけど、
その後はお店の前を通るたびに「ここの店、髪の毛入ってたからなぁ…」って思い出されて、二度と来ることはなかった。

今回はリベンジという感じで思いきって入ってみた。

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ランチタイムは11:30から14:00。
ビルの二階にあるお店。入ると、前払いと言われて先に注文してすぐ支払い。
(10年ほど前は違ったような。食い逃げでもされたんだろうか?)

石焼ビビンバを注文した。850円。
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石焼ビビンバは五色のナムルとコチュジャン、のり、ゴマがのってて、卵とか肉は無し。ご飯は黒米が混ぜてある。女性向けの大きさ。
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セット全景。
わかめスープ、きゃべつのせん切りサラダ、カクテキが付く。

卵のってたらもっと良かったんだけど。
でも美味しい。髪の毛も無かった(笑)
ついてきたカクテキがまたいい味だ。

小さなトラウマが解消できたので良かった。ごちそうさまでした。
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ハン尚宮さん居ました。チャングムネタ

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今日の麹町郵便局前の桜。
昨夜、雨があれだけ降った割には、花がまだ残ってた。


マタニティマークの良し悪し

現在妊娠8ヶ月。

まだ働いてるので、カバンにマタニティマークを付けて通勤している。

でもマークを付けるに至るまでは、けっこう迷った。
自分自身なかなか子どもが出来ずにいたので、そんな時に他人が付けてるマタニティマークをみて、なんとも複雑な気分になったこともあったから。

また、妊娠初期のころは、流産の可能性も多いにありうる。付けてて万が一の事になった後に外すのは辛いよな、とも思ってた。

6ヶ月に入り、お腹が目立つようになってきたころに、「マークを付けてないと、急に倒れるなど何かあったときにすぐに妊婦だとわかってもらえないから付けた方がいい」という意見をみて、付けるようになった。

電車では、マークを見て席を譲ってくださる人がいて、ありがたいなぁ、世の中捨てたもんじゃないなぁと思っていた。

で、さっき起きた事。

独り言をブツブツ言ってる若い男の子がいた。何だろうと思ってチラリと見た。
同じエスカレーターに乗っていたのだが、ちょうどエスカレーターを降りようとした瞬間、
そいつがいきなり私に向かってなんか物を投げてぶつけようとしてきた。

何?

私は呆然とし、そいつは何もなかったかのように歩き去った。
平日の午後、目撃する第三者も居なかった。

そいつに、そんな行動を起こさせる心当たりは全くない。
思い当たるのはマタニティマークを付けてる事だけ。

このマークを付けるということは、自分が弱者であるとアピールしていることにもなるんだと、今日改めて思い知った。

社会で生きて、表を歩いている限り、
こういうおかしい奴に出会う可能性は避けられないのだから、
自分の身は自分で守るしかない。
マタニティマークはむやみにブラブラさせないのが得策だ。

さて、明日からどうしよう…(苦笑)

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今日は東京は雨。
昨日、見頃を迎えた桜は、早くも散っていく。



邪道でない大学いも

毎週届く宅配野菜のセットにサツマイモが入ってたので、ふと思い立って大学いもを作ることにした。

レシピを検索すると「揚げないで作る」というのが結構出てくる。
でもまずはちゃんとしたのを作ってみたい。

参考にしたのは「きょうの料理」。
城戸崎愛先生のレシピ。
なんかもうそれだけで信頼できる。


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クチコミにもあるけど、難しいのは蜜の煮詰め具合。
ちょっとゆるめかな、という早めのところで揚げた芋を投入し、「今だ!」と思った加減でお皿にあける。

しかし、お皿にあけてからもさらに余熱で火が通るので、「今だ!」と思うちょっと手前で引き上げるべきだった。
なんだそれ。難しすぎる。

味はなかなか良くできたので、
蜜の絡め具合をさらに研究したい。

野田地図「MIWA」を当日券で観てきた

「MIWA」はとても良かった。

これ嫌いな人いるかな? わりと万人受けするに違いない。と思う。

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そもそも、この10年来、美輪明宏の春のお芝居と秋の音楽会をほぼ欠かさず観に行って(詣でて)いた私としては

このたび野田秀樹美輪明宏をモチーフにした芝居を打つと聞いてたいそう楽しみにしていた。

野田さんは遊眠社のころ結構観に行ってたけど(当時高校生の私には難解だった)

野田地図の形式を取るようになってからは初めて。

 

東京公演10月5日(公演初日の翌日)友人と観にいったわけだが、

とてもとても感激してまた観たい!と思ってしまった。

そして今日、代休でぽっかりできた休日に、思い立って二回目の観劇。

もちろんチケットは無いので、当日券に並んでみることにした。

 

10時50分ごろ劇場に到着。

いるいる、すでに10〜20人は並んでるのが見える。

平日の昼間なのにすごいなー…

学生さんとか主婦の方っぽい。

 

私はこういうのに並ぶのは初めてだけど、

iPhoneの発売日の行列映像なんかを参考に(笑)

・疲れないようにアウトドア用折り畳み椅子持参

・暇つぶしにKindle持参

・腹ごなしにまい泉のカツサンド(たまたま見つけたので買った)と水筒にコーヒー持参

という体勢でのぞむ。

 

けっきょく私は18番目だったらしい。

一度観てるし、そのときのチケット高かったし、今日は立見券(3500円)でいいや、と思っていたんだけど、売場窓口で

「シートのあるお席はこれが最後の一枚です」

と、最後の一枚のチケットを見せられて、それくださいって言ってしまった。

私の後ろ以降の人たちは全員立見になった様子。

というかざっと見た感じ50人くらい居た気がするけどみんな入れたんだろうか。

 

私が買った最後の一枚。二階席の下手側、シーンによっては見切れる。

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二回目観てやっぱり良かった。けど最初の感動とはまた違う感じで、

解釈に走ってしまう自分がいる。一度目では聞き取れなかった台詞も今回聞き取れたりしてるからよけいに。

そうそう、事前に美輪さんの自伝本「紫の履歴書」を読んでおくのがおすすめ。

物語の流れがよりスムーズに理解できる。

↓左は今回の芝居のパンフレット。右は図書館で借りた旧版(!)紫の履歴書。

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2013年沖縄旅 横田屋窯に行く

2013年9月22日〜25日の日程で沖縄本島に行ってきた。

今回、絶対行きたかった場所のひとつが、読谷村やちむん村。

那覇から車で1時間弱。

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沖縄はまだまだ暑い。この日は32度くらいだったと思う。

やちむん村の奥、北窯の西側に、目指す横田屋窯さんがある。

下の写真で左の道へ。(右に行くと北窯)

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工房の庭先に作品が並ぶ。木漏れ日が気持ちいい。

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前回の窯出しは4月か5月ぐらいだったのかな。

もう結構売れてしまっていて、置いてあるのは少なめだった。

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お皿5枚購入(この写真だと重ねてあるからわからないですね…

なにより、これを作っている知花さんご本人にお会いできたことが嬉しい。

ちょっとだけしか言葉を交わしてないけど、なんというか柔和な気配で。

 

奥様に包んでもらっている間に庭を探検。

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五連房の登り窯。

火入れするところ、いつかはこの目で見てみたいなあ。

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この瓦は土を乾かすときに下に敷くものらしい。

買い土とかしないで全部自分で土から作る。

土作りで半年から一年かかるそう。すごいことだ。

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もっとゆっくり見てたくさん写真撮ってくればよかったと

帰って来てから思った。また必ず再訪するよ。

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あらためて、買って来たお皿。

五寸皿×2、三寸小皿×2、六寸鉢でした。